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QCX TRCVR送信部改変 BS170×3 7Mc E級電信送信機の自作-試験交信に成功   

2017年 09月 17日

ダミーロードで約3Wの出力が出るところまで確認した、QCX TRCVR送信部改変 BS170x3 7Mc E級電信送信機である。

昨日の夕方、急遽1段4回路3接点のロータリーSWを使ういつもの手法で、送受切り替え回路を配線した。

受信機と組み合わせて必要な配線を済ませ、キャリブレートをしたところ、SI5351VFOの信号がS9オーバーのビート妨害を起こしてしまうことがわかった。

この送信機ではSi5351 VFOの出力が送信周波数になり、受信機はキャリブレートしてその送信周波数を受信することになる。Si5351VFOは受信時にも電源を落とすわけにいかず、動作している状態なので妨害が起きるのではと薄々心配していたのであるが、S9オーバーのビートが起きるようでは実用にならない。

今日、シャックに来てから、VFOの出力端子をトランジスタスイッチで受信時に短絡するように配線してみた。が、ビートを消し去ることはできなかった。

仕方無いので、スケッチをいじり、受信時にSi5351の周波数が10Kcずれるように細工をした。これは、AD7C VFOのスケッチを参考にしたのだが、巧く動作するようになるまで半日掛かってしまった。

早速、試験交信を行った。まな板に汲みたてた送信機と、Si5351 VFOである。
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出力は3W弱というところである。今日は7Mcのコンディションが良くないためか、台風が接近しているためか、オンエアーしている局が少なく、試験交信の相手を探すのに苦労したのだが、どうやら2局と無事に交信できた。

QCXは出力5Wと謳っているが、同じ回路で自作したにもかかわらず、出力は3W弱となってしまった。とはいえ、このE級 QRP送信機が実用になることが確かめられた。

TSSに保証認定を申請する書類を作成しないといけない。第30送信機になる。ついこの前保証してもらったKD1JV TRCVRの送信回路と同じような構成なので、ブロックダイアグラムも簡単な手直しで書きあがるであろう。

こういうシンプルな基板1枚の送信機で実際に交信できてしまうのだから、自作はやめられない。
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by FujichromeR100 | 2017-09-17 15:58 | E級電信送信機 | Comments(0)

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