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2SC496Yと2SA496Y   

2017年 11月 03日

1980年代には、まだ真空管しか使うことが出来なかった。UZ42-UZ42 3.5Mcまな板電信送信機、UY76-UZ42 1.9Mcまな板電信送信機を組み立てて交信に成功していたのだが、半導体を使えるようになりたいと考えていた。

当時、札幌駅の北口に部品屋があった。ジャンクの生基板切れ端や抵抗詰め合わせなども売っていて、今思えばFBな店であった。その店で、2SC735Yと2SC496Yをまとめて買ってみたのである。店のおじさんに、「トランジスターの練習に使う」というような話をした記憶がある。

この2SC735Yと2SC496Yを使って6石スーパーの出力段と同じB級プッシュプルアンプ基板を組み立てたのだが、トランジスターによる製作はそれ以上進むこともなく、送信機はしばらく真空管で作り続けた。

この懐かしい2SC496Yのコンプリが2SA496Yであり、緑色をしている。2009年ごろには2SA496Yがサトー電気で売られていたので、少し手に入れておいていたのだが、いつの間にかカタログから消えてしまった。

Knobless WonderのファイナルにTO126型の2SC2314とBD139を使ったことをきっかけに、TO126の2SC496Yが懐かしく思いだされた。ふと調べてみると、2SA496Yを売っている店が見つかったので、懐かしさに思わず買ってしまった。2SC496Yは大手の通販店に在庫していることから、これも個注文した。

久々に手にした2SC496Yと2SA496Yである。
2SC496Yと2SA496Y_f0205744_18272542.jpg
NFB付きSEPP低周波電力増幅基板に使うと丁度良い規格の石である。

by FujichromeR100 | 2017-11-03 18:29 | 部品 | Comments(0)

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