ゲルマ2SA353カスコードIF 2段増幅基板-バーアンテナと組み合わせて高感度ラジオに再構築
2018年 03月 18日
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しかし、これをこのまま見捨てるのも勿体無いので、札幌ラジオ少年の20cmバーアンテナとパディングコン、AM/FM用等容量2連バリコンを組み合わせて組み直してみることとした。
基板を改造してパディングを取り付け、実験用だったまな板にバーアンテナを取り付けたところである。
3点調整でトラッキングを詰めたら非常に高感度に仕上がった。盛岡からの奥羽山脈越えで届く岩手放送、富山からの北日本放送、本荘市の100W中継局からの地表波、山形放送などが全て聞こえた。
シャンテックループアンテナを使う受信機には及ばないものの、これまでに組み立てたバーアンテナ方式のトランジスタースーパーの中では、FET高一中二を遥かに凌駕し、最も高感度のラジオである。
カスコード回路により、2段増幅でも発振することなく、安定して高いIFゲインが得られる。トランジスタースーパー最大の難点であるIFの発振の問題がカスコード回路の採用により完全に解決した。古典的なゲルマトランジスターで非常に高感度なラジオが完成したことは、愉快である。
by FujichromeR100 | 2018-03-18 20:58 | ゲルマトランジスター | Comments(0)