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50MHz AM/SSB受信機の手直し   

2021年 09月 20日

2017年11月に組み立て終わり、2018年 07月17日にEスポの信号も受信できた50MHz AM・SSB受信機である。

https://fujichrome.exblog.jp/29938853/
構成はHycasを使ったRF1 IF2、フィルターは14.318MHz HC49/USクリスタル6素子のラダーフィルターである。

今年の6月に50MHz 2エレHB9CVを揚げた後、久々に引っ張り出して受信してみた。また、SSGで感度の確認もしてみた。その結果、いくつかの問題が見つかった。

①AGCリリース時間が異様に長い。
②Si5351のクロック25MHzの2倍波が強烈に受信されてしまう。
③周波数ズレ。表示周波数と実際の周波数が数10kHzズレている。
④AFゲイン不足

今日はこれらの手直しをした。

50MHz AM/SSB受信機の手直し_f0205744_20503671.jpg
①W1FB改AGC駆動基板の時定数回路が2.2MΩ×3.3μFとなっていた。これを510kΩ×3.3μFに手直しした。
②サトー電気から仕入れた27MHz HC49/US X'talを取り付けてスケッチを書き換えた。
③まずはキャリア発振周波数を実測した。
50MHz AM/SSB受信機の手直し_f0205744_20530318.jpg
14.31685MHzであった。この実測値をスケッチに書き込み、周波数補正コマンドを試行錯誤して出力周波数を合わせ込んだ。
50MHz AM/SSB受信機の手直し_f0205744_20584857.jpg
SSGによる周波数と感度の確認、W1FB改AGC駆動回路の調整、コアのピーク調整など全体の調整、④の手直しは来週末の課題である。


by FujichromeR100 | 2021-09-20 20:53 | 受信機 | Comments(0)

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