14MHz夕方のロングパスでアフリカ北西部の9G5FI Ghanaと交信
2021年 10月 19日
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DX Clusterを調べてみると、アフリカ北西の9G5FI Ghanaがロングパスで入感していることがわかった。そこで、10月17日は15:00頃からビームをZL方向に固定してEUの局が見えるかどうか確かめてみた。
ビームをロングパス方向に向けたままで更にWFを眺めていると、9G5FIが以前CMの同僚だったJR7NKH局に+0dBのレポートを送っていることに気づいた。今までどうしても見えなかった9G5FIが遂に見えたのである。信号は-7dBと強力であった。早速コールしたところコールバックがあり、無事にシークエンスが73まで進んだ。
9G5FIとのQSOは早速LoTWでCFMされ、eQSLも届いた。
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14MHz FT8ではこれまでどうしてもアフリカの信号が見えなかった。 他のJAには見えているZSの信号がどうしても見えなかった。ZSは西方向なのでビームを西から西南西に向けていたのだが、この方向ではアフリカ北西のショートパス(北北西)もロングパス(南南東)も丁度サイドになるので受信できなかったのである。先週交信したS01WS Western Saharaもロングパスで入感していたのかもしれないが、運良くショートパス方向にビームを向けた状態で交信できた。
これは、DX Atlasに描出させた12月1日16:00Jの日照線である。JA-EU-北西アフリカが同時にグレイラインに入っている。
1986年頃、当時住んでいた小樽市のアパートの裏の笹薮に生えていた唐松を利用して14MHz用シングルデルタループを張った。丁度今頃の季節の夕方、F8AHのCWがエコーを引きながら入感しているのをコールしてQSOし、秋の夕方のロングパスを初めて認識したことを思い出す。
これまで、他のJAには見えているアフリカが自分にだけ見えないのは、受信機に問題があるためなのか、あるいは超ロースペックなPCの限界のためなのかとあれこれ思い悩んでいたのだが、受信機にもPCにも致命的な問題は無いことが確認できた。ビームを向ける方向が間違っていたのである。
とはいえ、既に組み立てに取り掛かっている14MHz FT8専用、USBラダーフィルターを使う低歪受信機の組み立ては中止せずに継続する。受信機の改良は常に自作派にとっては最重要テーマなのである。
11月3日追記
OQRSで請求していた9G5FIのQSLカードがDLのQSL manager経由で届いた。
by FujichromeR100 | 2021-10-19 21:11 | FT-8 | Comments(0)