LA1600 3バンド短波ラジオの組み立て-コイルパックの組み立てと実働試験
2016年 05月 07日
今日は、41mバンドと31mバンド用のアンテナコイルと局発コイルを巻き、実働試験を行った。
周波数表示器には、アイテンドーから手に入れた部品を使って組み立てたラジオカウンターを使用したところ、具合良く動作した。
49mバンドは5.828-6.227Mc
41mバンドは7.034-7.502Mc
31mバンドは9.349-9.982Mc
が受信範囲となるように調整できた。49mバンドでは日本短波放送の第1と第2が良く聞こえる。が、日曜日は一日競馬中継を行っているのが残念である。
41mバンドでは7.2Mcの短波放送が入感する程度であるが、7.195McのA3が室内に伸ばしたビニール線アンテナでも聞こえた。
31mバンドでは日本短波放送が聞こえず、近場の国から出ているらしい、英語による国際放送などが数波聞こえた。日本短波はスキップしていたようである。真空管高一中二で聴いても、31mバンドの日本短波放送は聞こえる日と聞こえない日があることに気付いていた。
およそ設計通りの周波数が聞こえるようにコイルパックを組み立てることができたが、発振の起動に問題があることに気付いた。局発コイルの2次コイルの巻数を増やしたところ大分改善されたが、まだ完璧な状態ではない。何か改善方法があるかもしれない。
この短波ラジオの回路は、ここに掲載されているBCラジオと同じである。
http://www.henteko.org/fswiki/wiki.cgi?page=%A5%E9%A5%B8%A5%AA%A4%CE%C0%BD%BA%EE%A4%BD%A4%CE%A3%B4%A1%CA2IC%A5%B9%A1%BC%A5%D1%A1%BC%A5%D8%A5%C6%A5%ED%A5%C0%A5%A4%A5%F3%A1%CB
なお、18:00頃に31mバンドを聴いたところ、9.805McでKBSの日本語放送が良く聞こえた。受信している様子をYouTubeにアップした。
https://youtu.be/bRX9n_XFZRE
by FujichromeR100 | 2016-05-07 18:03 | 短波ラジオ | Comments(2)
所で、コイルの設計はどうしているのでしょうか?
いつも狭帯域ばかり作っていたので、広帯域でトラッキング調整できるようなコイル設計がよくわかっていません。JA1FG-OMの受信機の設計でも読まなくてはと思います。
よる夜中に聞く海外放送のフェージングは郷愁を禁じえませんね。
コメントありがとうございます。これは狭帯域の設計です。局発コイルとアンテナコイルを各3個切り替えて、3バンドにわけて受信する設計です。どのバンドも500KHz程度以内の帯域ですので、トラッキング調整は不要なほどです。
ロータリースイッチでのバンド切り替えを試したところ、局発コイルの配線が長くなることにより、発振しなくなってしまうことがわかりました。
局発コイルだけは小型リレーで切り替えるように、基板の設計しなおしになりました。