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2SA192Aと2SC1906の代替品-秋月のJFETとHigh fT TR   

2017年 08月 20日

2SK192AはVHF用JFETとして、前身である2SK19と共に長年自作に汎用されてきた。また、fT=1000Mcの2SC1906もVHF領域やオーバートーン発振回路などに汎用された。

しかし、アマチュアに長年汎用されてきたこれらの品種も次第に手に入りにくくなってきている。手持ちも限られていることから、何か代替品は無いものかと秋月を調べてみた。

その結果、2SK192Aの代わりになりそうな石として、VHF/UHF用と称するBF256B、また、fT=550Mcの2SC1923という石の在庫があることがわかったので、注文することにした。

秋月のリストを調べる過程で、シルクハット型の2SC381と2SC784が在庫しているのを見つけた。1人20個までという限定付きである。これらも注文することにした。

届いた石である。
2SA192Aと2SC1906の代替品-秋月のJFETとHigh fT TR_f0205744_15113730.jpg
High fTの石としては、八戸方式1200Mcリグの局発基板に使われていた2SC717や、1980年代に札幌の部品屋で手に入れたと記憶している2SC2347の手持ちがあるのだが、これらも入手難である。

High fTの石の使い道としては、50Mc X'talのオーバートーン発振程度しか無いので、fT550Mcの2SC1923で十分と思われる。秋月ではfT=3000Mcの石も売られているが、そこまでのHigh fTは必要無いと思われる。

昔から馴染みの品種がどんどん無くなっているので、自作がやりにくくなってきている。最近では、タイトバリコンが入手難になったばかりである。RF用出力トランジスターも殆どが入手難になったが、かろうじてRDシリーズのRF出力FETで自作は継続可能である。

部品はこれからも入手は難しくなる一方と予想されるが、入手可能な品種を代替品とする工夫が必要であろう。なお、AliExpressなでどで売られているディスコン品種にはニセモノが非常に多いので要注意である。何年も前に流通在庫が枯渇した希少な品種が大量に出回ることにはギモンの目を向けるのが無難であろう。

by FujichromeR100 | 2017-08-20 15:28 | 部品 | Comments(0)

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