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Knobless Wonder SSBトランシーバーの製作-QSOの動画とファイナルにBD139を試用   

2017年 10月 29日

昨日、調整が終了してJS2コールの局に初レポートを頂くことができたKnobless Wonder TRCVRである。

今日はノイズも少なく、コンディションが良さそうだったので7.150Mcでのラグチューが終了した10:00前にCQを出してみた。ナカナカ応答がなかったのだが、JA1VKV OMからコールして頂いた。

非常に強力な信号である。Knobless Wonderの受信部には音量調節が無いので、LM386が飽和気味になるほど強力な信号である。

QTHは埼玉県久喜市とのことである。こちらのレポートは57とのことであった。音質を尋ねると、耳に付くような歪は無く、硬いか柔かいかというと、硬い音質との、非常に貴重なレポートを頂いた。キャリアーポイントをもう少しフィルターの通過帯域寄りにしても良さそうである。

OMのリグの紹介を聞いて驚いた。自作の送信機、受信機、リニアを使われ、アンテナは26mH 2エレのキュービカルクワッド、出力1KWとのことである。リニアは4極管(セラミック管とのことであった)を使った2ステージ、RF-NFB付きとのことである。しかも、エキサイターはフェージングタイプであるとのことである。

これには驚いた。素晴らしく高度な技術で構築されたオール自作機器による局である。QRZ.comで拝見すると、機器の外観はコリンズ風のエスカッション付きで非常にFBである。

PSNにはオールパスフィルターを使われているとのことで、これも調整には高度な技術を要する方式である。

このように高度な機器を自作されているOMと2 way自作で交信して頂いたことは非常にありがたいことであった。簡略を極めたKnobless Wonderとは対極にある自作機器である。

交信の様子を一部動画にした。1KW+キュービカルクワッドの信号は非常に強力に入感している。

https://youtu.be/cSWDiP_I3Mw


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VK3YEはKnobless WonderのファイナルにBD139というTO126の汎用NPN TRを起用している。KさんからこのBND139を送っていただいていた。現在、ファイナルにはJA2GQP OMに送っていただいた2SC1314を使用している。これは27Mcのドライバー用のTRである。

2SC2314(左)とBD139(右)である。
f0205744_11292164.jpg
ファイナルをBD139に取り替えて実働試験を行ってみた。意外なことに、出力は2.5Wとなり、2SC2314と殆ど同じであった。しかし、寄生発振が起きてしまう。寄生発振対策をしないといけないと思っているうちに、急に出力が出なくなった。取り外して調べると、BD139が壊れてしまっていた。

JA2NKD OMがBD139をリニアアンプ回路で試験されたところ、ベースが弱く壊れ易いという感触とのことであった。確かに、この程度で壊れてしまうのであれば、脆弱であるといえよう。

とはいえ、ベース回路かコレクター回路、TRの直近にFB101を挿入するなどの寄生発振対策を行えば、Knobless Wonderで使えそうではある。このTRを使いこなすことは、今後の課題である。

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固定周波数、出力2.5Wという究極の設計のKnobless Wonder TRCVRである。固定周波数という大きな制約があるものの、実際の交信に使用可能であることが確認できた。早速、TSSに保証願書と変更申請を送ることにする。第32送信機になる。

by FujichromeR100 | 2017-10-29 11:42 | Knobless Wonder | Comments(0)

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