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ソ連製ゲルマダイオードд311を使うSSBジェネレーターの製作   

2018年 02月 07日

小学生の時にオヤジが買ってくれた「少年ラジオ技術者ハンドブック」に掲載されている、ナショナル製ゲルマダイオードの「OA70」である。
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90年代にはまだサトー電気の広告にリストされていて、何本か買ったのだがその後売切れてしまった。1N60よりもふた周りも大きく、存在感のあるゲルマダイオードである。

ナショナルはフィリップスの品種を製造していた経緯があるので、本家フィリップス製のOA70がEbayに売られていないか調べてみた。

フィリップス製のOA70は見つからなかったのだが、ソ連製д311というゲルマダイオードが安い値段で売られていたので、物好きなことに買ってみた。д311である。
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折角だったので、30本ほどのセットを買った。
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厚紙で出来た台紙に固定された状態でたくさんのд311が届いた。

vfを測定してみると、0.3V以下である。
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何となく、性能・効率が良さそうに感じるが、本当のところはよくわからない。

このд311はスーパーの検波段に使ってみたことがある程度だったが、今回、本格的に活用してみたいと考え、SSBジェネレーターを組み立てることにした。

回路は安易に熊本シティースタンダードのSSBジェネレーター回路とすることにした。キャリアー発振-ダイオードリングバラモジ-DSBアンプ-X'talフィルターという基本的な回路である。

このダイオードリングバラモジにд311を使うことにしたわけである。

キャリアー発振氏は、タイのTayda Electrinicsから買っておいたメタルキャンの2N2222を起用することにした。
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DSBアンプにはか簡略化のために2SK241を使うことにした。X'talフィルターも8素子ではなく、6素子とした。なお、熊本シティースタンダードではフィルターのインピーダンスマッチングが考慮されていないので、トリファイラー巻きのワイドバンドトランスでインピーダンスマッチングを行うことにした。回路図である。
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周波数を決めていないので、水晶の周波数と10Kコイルの定数は白紙である。

こうして考えた回路をもとに、基板パターンを書いて感光マスクを描いた。
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ソ連製ゲルマダイオードд311を使うためという、本末転倒な姿勢で取り組み始めたSSBジェネレーターである。これもボチボチ組み立てることにする。


by FujichromeR100 | 2018-02-07 22:30 | SSB | Comments(0)

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