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dSPICによるデジタルAF-PSN送信機10-14Mc送信機の調整ほぼ完了   

2019年 01月 19日

dSPICによるデジタルAF-PSN送信機のバラックテストを行ったが、発振などの異常動作で手こずっていた。
https://fujichrome.exblog.jp/30222343/

異常発振の原因を追究したところ、マイクアンプにしようしていたNJM2114DDオペアンプがAFで発振していたことが原因とわかり、Vccピンに直接パスコンをハンダ付けしたら正常な動作になった。

問題の切り分けに手こずったのだが、以降は調整が順調に進み、出力約4Wにまで持ち込むことができた。
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写真はMAX2452の出力を2SK241のソースフォロワーで受けた後で2SC3357による同調アンプ基板を外付けとし、マイクアンプもNJM2114DD基板を外付けにして試験している様子である。

マイクに声を入れて試験していると、マイクから口を離すと出力が極端に小さくなってしまうことに気づいた。そこで、マイクアンプにALC点きのTA2011を使うとコンプレッションが効いて送話時の出力が向上するのではと考えた。Kさんが送ってくれた基板はマイクアンプにTA2011Sを使用する設計となっているので、早速TA2011を使用するように部品を取り付けた。
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これで試験をしてみると、確かにマイクから口を離して話しても4Wの出力が出ることが確かめられた。FT101ZDでモニターしても歪みは待った良く感じられずに清澄な音調である。また、外付けの2SC3357アンプも撤去して、オリジナル設計のMMICに戻した。これで基板はスッキリした。

なお、dsPICとMAX2452の間のコンデンサーを撤去して直結としたところ、盛大にキャリアー漏れすることがわかった。DCオフセットの影響と思われる。

次に、この送信機に使うために、N6QW Si5351 VFOを久々に組み立てた。
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アイテンドーの「びんぼうでいいの」ではなく、1個だけ手持ちのあったNANOを起用した。
N6QWが2.2" TFT用に発表した、表示周波数の4倍の周波数を出力するスケッチを手直しし、表示出力の2倍の周波数を出力するようにした。
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VFOは無事に動作して、写真の表示で28.2Mcを出力することも確かめられた。

これでdsPICデジタルPSN方式14Mc SSB送信機の主要な基板が揃ったことになる。以前組み立てたメリゴ方式送信機は動作不良で使わなくなってしまったので、これをバラしてからこれらの基板を組みつけて14Mc送信機にまとめる予定である。
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by FujichromeR100 | 2019-01-19 19:50 | dsPICデジタルAF-PSN TX | Comments(0)

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