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14MHz FT8送信機の手直し-RD15HVF1の寄生発振   

2020年 10月 04日

なかなか正常に動作しない14MHz FT8送信機である。トランスバーター基板で正常に14MHzが出力されるようになったが、ファイナルが異常発振して正常に動作しない。

https://fujichrome.exblog.jp/31466885/

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異常発振に悩まされた状態の回路である。
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当初はトランスバーター基板の2SK439が寄生発振しているとみていたのだが、トランスバーター基板の電源ラインを切り離して電源をカットしてもファイナルの異常動作が相変わらずである。ここで、どうやらRD15HVF1が寄生発振しているらしいことに気づいた。基板を眺めると、ゲート回路のパラ止めを省いて実験用に組み立てた基板を流用していたことに気付いた。これまで組み立てたRD15HVF-1基板は、お世話になっているJA2NKD OMの回路に従い、ゲートにパラ止め抵抗を入れていたのだが。
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基板裏でゲート回路にFB101を接続した。
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これで異常発振(寄生発振)はピタリと止まり、リニア段がようやく所定の動作をするようになった。各コアのピークをとると出力は0.4W強となった。
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アイドリング電流は0.46Aである。
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出力不足であるが、トランスバーター基板の出力をRD15HVF1単段で増幅するとこの程度であることを28MHz SSB送信機で経験している。この状態でも入力にインダクターを接続するとRD15HVF1のゲインが高くなり、出力3W程度となる。
https://fujichrome.exblog.jp/29674867/
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入力Lの調整は来週以降の課題である。

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by FujichromeR100 | 2020-10-04 15:28 | FT-8 | Comments(0)

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