14MHz FT8用6146パラリニアの組み立て-実働試験と交信
2020年 11月 28日
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今日はいよいよ実働試験に取り掛かった。まず最初にやるべきことは電源の動作確認である。
手持ちの6146を1本ずつ挿して動作させ、プレート電流と出力が揃った2本を選別して使用した。
いよいよ受信機とPCを接続してオンエアーしてみた。
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グリッド側に共振回路を持つTuned Grid Tuned Plate(TPTG)形式の回路で組み立てた6146パラ14MHz FT8用リニアアンプが無事に動作した。
14MHz~28MHzにはこれまで、入力非同調式6146リニアを使用してきた。これは、入力をバイファイラー巻きワイドバンドトランスでステップアップして200Ωの抵抗でターミネートし、5Wの電力を喰わせた際に抵抗の両端に発生する電圧でグリッドを振る方式である。グリッド側にインピーダンスが低いので中和を取らなくても発振せずに安定に動作するというメリットがある一方、エキサイター出力に5Wを要する点が問題である。
これに対して、今回組み立てたTPTGでは0.5W以下の電力でフルパワーが出るので、エキサイター出力が小さくても済むことになり、エキサイターの構成と調整が非常にラクになる。
7メガのFT8は簡単にシステム構築でき、念願だったW西海岸ともすぐに交信できたのに対して、14MHzのFT8は受信機とエキサイターのどちらにも問題があり手直しに非常に時間が掛かった。また、6146パラTPTGリニアの組み立てにも非常に時間が掛かってしまったが、どうやらこれで14MHzのFT8にオンエアーできるシステム構築が一とおり完了した。
交信を続けて感触を確かめることが当面の課題である。
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by FujichromeR100 | 2020-11-28 12:14 | FT-8 | Comments(4)
I'm so glad and happy to find out your comment on my BLOG here, as well as QSO on 14MHz FT8. Hope to meet you again on the air again.
Best 73's JH8SST/7