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10.136MHz FT8送信機の組み立て-必要な基板の組み立て終了   

2021年 04月 07日

サトー電気で安く売られている水晶を使い、10.136MHz USB単一周波数を送信するFT8送信機の組み立てを計画した。これまでにSSBジェネレーター基板を組み立て、送受切り替え基板、VOX基板、リニアアンプ基板をエッチングした。
https://fujichrome.exblog.jp/32212654/
この週末はこれらの基板を組み立て、手持ちの遊休基板のプリミックス基板を改造してトランスバーターにした。

組み立てたVOX基板と送受切り替え基板2枚である。
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これらは14MHz FT8送信機に組み込んでうまく働くことが確かめられている。
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VK3YEが発表したKnobless Wonderのリニアアンプ回路を基板にしたリニアアンプ基板である。
https://fujichrome.exblog.jp/28725759/
このリニアアンプ基板はJA7CRJ OMのCQ1号7MHzトランシーバーに組み込んでFBに動作している。今回は10MHzなのでファイナルはBD139ではなく、お世話になっているJA2GQP OMに頂いた、ゲインが高い2SC2314を起用した。

以前組み立てたプリミックス基板の10KボビンとCを取り外して、水晶発振回路の4.608MHzと出力の10.136MHz用に10Kボビンのコイルを巻きなおしてCを換装する改造を行った。
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先ずは局発回路を組み立てて実働試験を行った。
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局発は無事に発振した。
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キャリア周波数は14.7405MHzなので、10.136MHzを出力するための局発周波数は4.6045MHzとなる。サトー電気から買った4.608MHz水晶をVXOして、無事に4.6045MHzに設定できた。
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10.136MHz用10KコイルとCを取り付けて完成したトランスバーター基板である。
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これで10.136MHz FT8送信機の組み立てに必要な基板が全て揃った。
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トランスバーター基板のVXOの設定が非常にクリチカルであり、周波数安定度に問題が生じる可能性がある。実用上問題になる場合は、局発をSi5351に差し替えるという手で対応可能であろう。

リードのCA80Wケースを仕入れて送信機を組み立てることは今後の課題である。




by FujichromeR100 | 2021-04-07 20:56 | FT-8 | Comments(0)

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