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自作リグでFT8 ー DXCC 100遂にWKD   

2022年 11月 21日

2020年10月25日に完成した14MHz FT8送信機と、その前に組み立てて使っていた6146入力非同調リニア25Wと組み合わせてFK8GX、UA0ZC他と交信に成功したことを皮切りに取り組んでいたDXハントである。

2022年11月14日時点でLoTWとQSLカードでCFMした数が82カントリー、WKD(交信済み未CFM)が11カントリー、計93カントリーとなっていた。
https://fujichrome.exblog.jp/32877841/

運用できるのは土日祭日の昼過ぎから16:00頃までだけである。もう、簡単に交信できるところは無くなってしまっており、残り7カントリーと交信することは至難と思われた。そこで、早起きをして平日の早朝6:30から7時過ぎまで運用してみることにした。

すると11月17日の7:00過ぎ、ビームを西に向けたところペディションで運用している3C3CA Equatorical Guineaが-17で見えた。
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3C3CAが見えたのは初めてである。早速F/HでCallしたところコールバックがあり、レポートが帰って来たもののQSBのためかRR73が未確認のまま、Wの局にレポートが返信され、QSOが成立したかどうかはClub Logでの照合待ちとなった。

土曜日、11月19日はいつもより早く11:00頃から運用を開始した。昼前までは南米と北米の西海岸、東海岸共よく見え、多数と交信できた。

11:30過ぎに、NewのHK6JCF Colombiaが見えたのでCallした。無事にコールバックがあり、73まで進んで交信が成立した。
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うれしいNewで1upである。

午後は13:00過ぎから運用を初めた。WFを眺めていると、突然、紫色でFO5QBのCQが見えた。NewのFrench Polynesiaである。
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早速コールしたところ応答があり、73まで無事進んでQSOが成立した。間もなく、FBなeQSLが届いた。
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15:00過ぎに、4X1SK Israelが見えたのでCallしたところ、無事に応答があり73まで進み、交信が成立した。
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その前に初めてQSOが成立していた4X5MZはLoTWをやっていない局だったのでSASEを送って返信待ちだったのが、4X1SK局は早速LoTWにログをアップしてくれたので、無事にCFMできた。

更に、16:00過ぎにNewのZL7STU Chatam Is.が見えた。丁度グレイラインがJAとZLを通るベストタイミングである。Callするうちに応答があり、無事に交信が成立した。
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19日は予想外の成果となるNew 3をWKDして夕食のためにQRTした。

19日は午前中に北米が良く開いていたために、翌日の20日、日曜は10:00過ぎから運用を始めた。すると、いきなりNewのXE2BHLが見えた。信号は-21dBと弱かったので、半信半疑のままCallすると応答があり、無事に73まで進んで交信が成立した。
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すると、その直後にKP4HF Puerto LicoのCQが-21dBで見えたのである。すかさずコールするとこれにも応答があり、無事にRR73まで進んで交信が成立した。
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KP4とXEはLoTWにすぐにログがアップされてCFMできた。

昼頃になると北米のコンディションが急に落ちてきて南米がチラホラ見える程度となったので、一旦昼食のために休憩した。

DX Cluster等で、Central African RepublicのTL8ZZが14.084 MHzのFT8 F/Hで出ているという情報をつかんでいたので、13:30過ぎに再開して時折14.084MHz、14.094MHzをワッチしてみた。すると、14:00頃に14.084MHzで強力な信号がWFに現れていることに気付いた。デコードされるのをもどかしく待つと、何とTL8ZZがCQを連呼しているのであった。すかさずF/Hにしてコールしたが、全く応答が無い。他に呼ぶ局も見えないので、交信するには絶好のチャンスと思い焦りながら考えると、送信機の周波数が14.074MHzのままで、14.084MHzに合わせていないことに気付いた。送信機と受信機が別々の自作14MHz FT8システムの罠であった。送信機の周波数も14.084MHzに合わせてコールすると応答があり、無事にRR73が帰って来て、交信が成立した。
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驚くべきことに、こちらの信号は相手方に-01dBで強力に届いており、相手の信号も-07で強力であった。PSKReporterで日照状況を確認すると、JAはまもなくグレイライン、TL8は夜明け後のグレイラインとなっており、グレイラインパスのベストタイミングだったことが確認できた。なお、ビームはZL方向に向けてロングパスでの交信であった。
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この日も奇跡ともいえるNew 3カントリーと交信できた。土曜と合わせてNew 6カントリーと交信できた。11月14日の時点でCFM 82カントリー、WKD 11カントリー、計93カントリーだったものが、CFM 87カントリー、WKD 12カントリー、計99カントリーとなったのである。

ここに至って、最大の焦点はQSOが成立したかどうか確証が得られていない3C3CA局のClub Log照合結果である。

今朝、11月21日の早朝、3C3CA局のClub Logを照合すると、無事にQSOが成立していることが確認できた。
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遂に、自作リグによる14MHz FT8運用でDXCC 100 WKDを達成することができた。
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ー・・・ー

2020年10月25日にUAΦZC局他と交信することによりスタートした自作リグによる14MHz FT8 DXハントである。約2年、秋のDXシーズン3回目でようやくDXCC 100 WKDまで到達した。アンテナは当初DP、後に釣り竿フルサイズバーチカル、2021年6月に、2階の屋根の乗せた、高さが1.5mしかないルーフタワーにミニマルチの3エレトライバンダーへと変遷した。貧弱とはいえ、このビームアンテナで2021年の秋のDXシーズンと今シーズンの秋2シーズン、DXハントを実施した。

運用できるのは土日・祝日の昼から16:00頃までという非常に限られた時間だけである。加えて、貧弱なビームアンテナしかなく、おまけにJR架線の影響を受けてノイズでS9まで振れることがたまにある。このように、劣悪とも言える運用環境でDXCC 100 WKDが達成できたのは、FT8モードの恐るべき破壊力とでもいうべき微弱信号解読能力の賜物である。

無線を始めた1979年から間もなくしてDXはCWで楽しんでいた。当時住んでいた小樽のアパートはノイズが少ない良い環境で、しかもコンディション絶好調だったサイクル21の後半であったにもかかわらず、14MHzデルタループと自作マルチバンドトラップDPで交信できたのは80カントリー台止まりであった。CWといえども、DXと交信する能力はFT8に遠く及ばないことを痛感する。

100カントリーWKDはできたが、100カントリーをCFMするまではまだまだ厳しい道のりがある。WKDしたなかにはCFM至難と思われるカントリーが数か所あるからである。

例えば、ブルネイと唯一交信できたV85AFH局はLoTWもやっていない、いわゆる「No QSL」を標ぼうしている局である。それでもSASEを郵送できれば返信の可能性があるのだが、JAとV85の間は郵便業務が停止しており再開のめども立たず、SASEを郵送できずに宙に浮いたままである。また、2021年10月に交信したTurkeyのTC29EKIMは期間限定の特別記念局であり、LoTWをやっていないNO QSL局だったのでCFMする方法が無く、完全にコゲ付き状態にある。この局については最近、QRZ.comで判明した当時のオペレーターの一人に手紙と一緒にダメモトでSASEを郵送したが、QSLカードが返送されてくることは期待できそうにない。

100カントリーを確実にCFMするためには、午前中できるだけ早くから運用する機会を増やすことにより、これまでの運用で「空白地帯」となっている北米・中米・カリブと交信してWKDを増やす必要がある。実際、20日の午前中にNewのTI Costa RicaのCQが見えた。Callしたが応答はなかったものの、PSKで確認したらこちらの電波は-16dBで届いていた。中米・カリブは交信が難しい場所ではあるがカントリーが多いのでいくつか稼ぐには良い目標である。

一方、ペディションも良いチャンスである。11月に入ってから交信できたNewのT33T、TY0RU、P29RO、5V7RU、TL8ZZは全てペディション局であった。

Announced DX Operations: 2022
に示された今後のペディ予定の一部である。こういう近場は確実に押さえたい所である。

K8H  American Samoa  Nov18-Dec01
H44SHD  Solomon Is  Dec06-Dec20
S21DX  Bangladesh  Dec10-Dec16
VK9MTO  Norfolk I  Dec29-Jan05

なお、今朝のDXclusterでは14.095MHz F/Hで 3X1A Guineaが16:30頃レポートされている。3Xの日の出は15:40となっているので、狙うならその時間以降であろう。

100カントリーをCFMすることが、次なる課題である。

なお、自作リグでDXと交信することは自作派の大きな目標であろう。それを実現できるのがFT8である。自作SSB送信機があれば、VOX回路による送受切り替え回路を追加するだけでFT8にQRV可能である。





by FujichromeR100 | 2022-11-21 22:52 | FT-8 | Comments(0)

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